塩素ガスを発明したのはスウェーデンの科学者ジェーレです。

1774年、彼は塩素ガスを溶かした水が酸化や漂白作用があることを発見しました。

更に、1799年英国のテナントは塩素ガスを消石灰に吸収させたさらし粉を発明しました。

このさらし粉は木綿の漂白に使用されました。

1825年パリの医師であるラバラックは医療用に傷の消毒に使い1847年ウィーンの医師ゼンメルワイスは産褥熱を防ぐため助産婦の手洗いに使いました。

当時は細菌学が発達しておらず塩素を脱臭剤として使いました。

塩素水に殺菌作用があることを発見したのは1881年ベルリンの細菌学者のコッホでした。

塩素を苛性ソーダに吸収させる方法が開発され次亜塩素酸ソーダ液が発明され広く使用されるようになりました。

これは現在でも使われており、家庭用の漂白剤として使われています。

塩素ガスに圧力をかけて液体塩素は水道水の消毒で使われています。

大規模に上水道の消毒に使われたのは1908年のシカゴで1912年にはニューヨーク市でも使われるようになりました。

日本では1921年に東京で使用されるようになりましたが塩素消毒が全国で普及するのは第二次大戦後です。

この塩素消毒が普及することにより水系伝染病の発生は無くなりました。

赤痢、コレラ、チフスの発症例はありますが、外国で感染する例が殆どで、国内では輸入魚介類の接触が原因です。

消毒に使う塩素濃度は人体に害の内容に低くなっています。

水道水中の塩素濃度は0.1ppm以上と定められていますがこの濃度では人体に毒はありません。